競馬工学

presented by 田口ダービー

阪神JFvs朝日杯FS 2016

ぱっとみ阪神JF優勢だが

2歳GIの阪神JFと朝日杯FSが終わりました。
どちらも阪神芝1600mが舞台のレースなので、走破時計を比較してみます。

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  • 走破時計は、阪神JFの方が朝日杯FSよりも1.4秒も早い
  • 1000m通過時点で阪神JFの方が1.8秒も早い(=ペースがよりキツイ)にも関わらず、上がり600mは朝日杯に0.4秒しか劣っていない

主要考察はこのへんでしょうか。この比較だと、どう考えても阪神JFの方がレースレベルが上だったと思います。

ただ、朝日杯FSと同日同条件の9R元町ステークス(1600万条件)と比較すると、朝日杯FSと走破時計が同タイム。このことから、朝日杯FSの走破時計は古馬1600万条件級といえます。また、元町ステークスの走破時計から、朝日杯FS当日の馬場は相当重かったと推測でき、単純に阪神JFとは比較するのは危険だと思います。

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阪神JFは同日同条件のレースがなかったため、古馬レースとの直接的な比較ができず何とも言えないのですが、まぁそのへんは指数派の方々が考察していると思いますよ。
(ボクはただの問題提起派なので・・・)

京王杯を物差しに

今年の2歳戦線のレースレベルを計る物差しは、今のところモンドキャンノ・レーヌミノルでしょうか。

単純に考えましょう。

①京王杯2歳Sで、1着モンドキャンノと2着レーヌミノルの差は0.1秒差。
阪神JFで3着のレーヌミノルは、勝ち馬から0.5秒差。
⇨モンドキャンノは、阪神JF勝ち馬(ソールスターリング)から0.4秒後方にいる。

②朝日杯FSで2着のモンドキャンノは、勝ち馬から0.1秒差。
朝日杯FS勝ち馬(サトノアレス)は阪神JF勝ち馬(ソールスターリング)の0.3秒後方にいる。

ということになります。

この論理は京王杯2歳Sのレース結果に基づいていて、阪神JF/朝日杯FSと条件が違うことや、京王杯2歳Sと阪神JF/朝日杯FSでは馬の状態も馬場状態も当然違うので、はっきりいって論理破綻しています。あまり意味がありません。

あまり意味はないんですけど、こういう単純比較結果って、だいたいあってるんですよね。あとから正解だった分かるんですよ。論理は後からついてくるって感じでしょうか。

ということで、今のところは、阪神JFの方がレースレベルが高かった、と推測してよいと思います。
あくまで推測ですよ、推測。